8月17日

ここ数日ようやっと涼しくなりまして、屋内では全裸という生活からはおさらばです。先日お話したとおり、ランズエンド行ってきました。その様子はこっちに置いておいて、ほたるの墓はやはり何語で見てもいたたまれない話です。フランス語でも節子の声は本当に4歳なのかしらと思って吹き替えを聞いてみたら、ええ、見事4歳でした。何を言っているかは分からんのですが、いたたまれないのは何語でも同じのようで。何かとにかくいたたまれないので今日はもうこの辺で。今日の一言ですか。

悲しくて悲しくてとてもやりきれない。


8月13日

あのー、ここしばらくテレビが何も無いときにPALのDVDをまとめて見ておるんですわ。で、例のパリで買ってきた奴の中で出所としては堅気の「エンドレスワルツ」をとりあえず1回目ということで日本語で見たんです。んまー少し見るのが苦しいんですが、一つ気づいた事が。以前英語版『ガソダムW』を例の秘密結社の会合で見せられまして、それがオラの『W』童貞喪失だった訳ですが(意味深というかイヤな言い方ですな、我ながら)、今回初めて原音の声を聞いた訳ですよ。そうしたら

カトルの声はやはり男ではなかった。

ええ、カトルっちゅのはこんな感じのキャラクターなんですが、英語版だとこの声がごく普通の男だったんですよ。こりゃおかしいと。あり得んだろうと。原音だとこの声は絶対に女性による「少年声」だろうと。そう思ってみたらあにはからんや、原音の声は折笠愛でした。そういえば前にフランスでポケモンを見たときも、サトシの声は激しく男だったわな。昔見た英語版のエヴァのシンジの声も激しく男だったし、フランス語版の方も雑誌の写真で見たら20代半ばから30代近い雰囲気の男だったし。

それで思ったんですが、どうもこっちには少年の声に女性を使うという発想が無いくさいんです。これは別段この手の吹き替えに限った事ではなく、CMに出てくるキャラクターなんかでも、日本なら恐らく間違いなく女性が声を当てるであろうものでも思いっきり男声だったりする。たとえばこれ。この会社、テレビのローカル天気予報のスポンサーで、オープニングとエンディングに今上げた写真の尾翼と胴体に描いてあるイメージキャラクター、タイニーってんですが、これが出てくるちょっとしたアニメをやる。この声が激しく男、それも若い男じゃなくて、何かこう、どう聴いても子供にも少年にも聞こえない男声なんですよ。このアニメでは言葉をしゃべるというより笑うだけとか「ヤホー」なぞと一言言うだけなんでまだいいんですが、ラジオのCMだとこいつが喋るんです。「Hello, I'm Tiny, a spokesbaby for bmibaby.com」とか。お前、どう聞いてもスポークス赤ちゃんには聞こえんよ。

大人の男が無理に少年の声を出す、という以外のオプションでは、本当に変声期の前の少年を使う、というのが主流のようです。平日の夕方や土日の朝に2時間くらいぶち抜きでやっている子供向けアニメ及び人形劇では少年の声は軒並みリアル少年です。CMでも、デイリーエクスプレスっちゅう、日本で言うならどこかしらん、日刊ゲンダイくらいかねぇ、そういう新聞のCMの最後に新聞配達の少年のアニメ絵が出てきて「Express delivery」と一言言うんですが、これもリアル少年です。

日本じゃ「少年声」は当たり前すぎて少なくともオラは何とも思いませんし、それがはまり役になっている役者の皆様も多々いる訳ですが、よその国では案外それは当たり前ではないらしい。もしかすると文化的に何かあるんじゃなかろうか、そのうちに「少年の声に対する認識を通じた日欧(米)間の文化の差異について」とかいう形でネタにしてやろうかしらと思ってしまう今日この頃です。

今日の一言は『エンドレス…』を見ての心の叫び。

お前ら、何故いい年こいてるのに制服が半ズボンなんだ?

狙いすぎ。


8月12日

いやぁ、今日とうとう修論内容について正式にOKが出ました。後はテニヲハの修正と、フォーマットの統一、そして目次だの概要だのをつけたら糸冬了です。もう「ヘッドライト・テールライト」が流れてきそうです。ま、実は一番の問題は帰国後の「その後の物語」がどうなるかなんですが。

ところで、なかなか長い休みが取れずに遠くへ行くという事が無いんですが、今回ランズエンドへ久々にぶらりと行く事にしました。1泊で。大人気で1泊しか空いていなかったんで、行かないよりましということで決めたんですが。今回はユースホステルからランズエンドまで海沿いに歩こうかしらと思ったら、何だか雨くさいんですよ。片道6時間かけて行って、何もしないで帰ってきそうな予感。今回の一言。

何故その日、その場所だけ降る?


8月9日

早いもので帰るまで後一月を切りました。

暑いわね、しっかし。今週の暑さは結構な物ですよ。昨日辺りまでは暑いと言えども部屋の中でじっとしていればそれなりに耐えられたんですが、今日はかなり暑い。今の部屋は北西向きで陽が中までは入り込まないのと、窓の外が木で目隠しされているので外から見える心配が無いためパンツ1丁でいてもいいのとで、この建物の中でも比較的過ごし易いんですが、最初に入る予定だった、廊下を挟んで反対側の部屋はまともに陽が当たるわ、中庭をはさんで反対側にも寮の建物が建っているのでうっかりすると世界まる見えだわで、さぞ大変だろうと。

それにしてもこの国は暑さに弱い。この間、昼間気温が33度くらいまで行ったら、屋外での作業は体に危険が及ぶと言うんで高速道路の建設工事がその日1日中止になったり、レールが熱で反ってしまって危ないからというんで、ロンドンからバーミンガムやマンチェスターを通ってスコットランドまで行く日本で言えば東海道線あたりに当たる幹線が全線で90キロ規制になり、大混乱したり。やわすぎです。日本で同じ事をやってたら国が滅びます。

そんな大混乱の中、また出てきたんですが。今回はまもなく終わる「マイ・フェアレディ」を最後にもう一度見るっちゅうのと、博物館及び本屋を2,3回るのが目的でして。同じ物を2度見ても仕方ないと思われるかもしれませんが、さにあらずさにあらず。今回は先学期に期末ネタを書くのに隅から隅までみっちりとテキストを読み、原作にも当たり、完全武装しての再挑戦でありまして、理解度が前回とは違うのだよ、前回とは。テキストを読む中で自分の脳内で「俺演出」が出来上がっていたのですが、しばらくぶりに本物を見て、ああ、この公演だとここはこんな演出だったかとか、ここはいじってあるのかとか、今アドリブが出たとか、色々見えて大変有意義でした。奮発してブルジョワな席で見た甲斐がありましたわ。しかし、シーズンになると客もキャストも温まり方が全然違うのね。前回は8割方の入りで、客側も割と硬い感じのリアクション、かつフラッシュをたいて写真を撮る人非人がいたりという感じだったんですが、今回は恐らく満席で、客の質も温まりやすい感じでした。カーテンコールでの盛り上がりが明らかに違ってましたね、客もキャストも。やっぱりこういうのは生ものなのね。

話は変わりますけど、それにしても地下鉄の中が暑すぎ。冬場は暖かくていいんですが、今回は地獄の様相を呈していました。車内も駅も冷房など一切無し。観光シーズンでただでさえ人が多い所に、ここでも暑さで速度制限がかかったり、あちこちで車両故障、エレベーターが故障して駅閉鎖など、考えられるあらゆるトラブルが起こって列車間隔が10分以上開いたりするので、大混雑だ。そうじゃなくたってこっちの地下鉄はホームの幅が日本の半分くらいしかないわ、電車自体もご存知のようにカマボコ型で、幅もベンチシートの間に人一人立ったら一杯という状態なので、もう大変ですよ。それが、劇場帰りの人間で込み合ってる時に駅を出て2分くらいのところで立ち往生しまして、缶詰ですよ。多分5分くらいだったと思いますが、非常に長く感じました。暑さで気分が悪くなりそうなほどの混雑でして、誰か倒れるんじゃないかと気が気ではなかったんですが、もしそうなってもどうしようもない。チューブという呼び名は言いえて妙でして、トンネルと電車の間には殆ど隙間が無い。トンネルの中で止まって見るとすごい閉塞感でして、もし何かあっても外に出るということが出来ないのですよ。初めて閉所恐怖症的感覚を味わいました。

ま、そんな感じだったんですが、今回の一言は

何だよ〜そこ上れないのかよ

ええ。上のタワーブリッジの写真を見ていただければお分かりのように、塔の間、普通の橋の部分の上に通路が通っている。パリですっかり高い所に目覚めた人間としてはあそこに上れるなら是非上りたいと思ったんですが、駄目なのね。がっかりだよ全く。そもそもここにはパリほど高い所が無いんですわね。ロンドンアイ(ビッグベンの向かいに出来た例の観覧車です)を除けばセントポールの伽藍の上と、大火記念塔の上位しか。この辺もすごい高さという感じではないので、高い所バカとしてはいまいち物足りないんよね。やっぱりロンドンアイに行くしかないか。

8月3日

今、朝飯を食いつつ、とある所で拾ってきた伊集院の番組の同録を聴いておったんですよ。96年2月5日付。当時はまだ伊集院の番組を聴いたことが無かったんで、今改めて聞くと当時は今より面白かったんだなと。

番組の内容そのものより、むしろCMに時代を感じました。というより高校時代が走馬灯のようによみがえりましたな。そういや当時はこのCM毎晩やってたなとか。その他にも「ファンタジーワールド」の番宣をやっていたりしまして。懐かしいのう。毎晩聴いとったよ。「角川ドラマルネッサンス」はよかった。最後のきちんとしたラジオドラマの一つだった。何回も書いていますけど「パラサイトイブ」の榊原さんが当たりということで。真ん中の甘い球からバックスクリーンに飛び込む特大アーチと言う事で。もっとも96年と言えば「ファンタジーワールド」の枠自体そろそろ末期というか、最盛期は過ぎた頃だったような気がするので、「小山茉美の本箱開けた」とかタイトル忘れたが久川綾の番組とか、初期の物は姿を消して、「卒業」とかのよく分からん番組になっていたようですが。

そうそう、それで、その伊集院の番組では2週間後が聴取率調査週間だったようで、企画とゲストの発表をしておったんですが曰く「東京毒スポットめぐり」。聴いてみたかった。ゲストがキャイ〜ン天野と緒方恵美。どんな人選なんだ。いや、緒方恵美は神田の出だっちゅう話ですが、それにしてもその人選に時代の匂い(というよりむしろ臭いと言う方が適切かと)がプ〜ンと漂います。「ファンタジーワールド」の火曜の枠を担当しているという紹介をしておったんですが、何の番組だったか記憶が全くないんよね。火曜はドン=マッコウの番組があった気がするんだが。それはともかく、当時の伊集院の番組には他にも名前がひらがなの方のめぐみも出たらしいんですが、その後色々もめたとかもめなかったとか。当時聴いていなかったんで知らんのですが。何かつらつら顧みればあの頃はアニメバブル真っ只中で、今だったら何の接点も無いであろう番組に声優を呼ぶっちのが流行っとったなぁ(ま、若干パターンは違いますが最近でも「川中美幸のひと、うた、こころ」に某オラと同じ誕生日の、以前ネギ坊なんて呼ばれてた人、現在自称歌手のとある方が出ていたりして爆笑しましたがね)。そしてその結果パーソナリティと本人もしくはファンの間でもめたとか。宮川賢の深夜時代にいざこざがあったっちゅうのもこの時代だったと思うし。何だかアニメに関連して言えばあの頃は地に足が着いていないというか、浮かれていると言うか、ちょっと狂った時代だったのね。猫も杓子もアニメ/声優で。今中坊公平のその筋の連中からすれば当時の番組は豪華に映るじゃろうな。出ている面子も今や若手を通り越して中堅どころ、昨今の有象無象のように次から次へと若いよく分からんのが現れる中にあっては相対的にベテランと言ってもいい位置に行っているし。今の屁たれな番組に比べればどれもきちんと番組の体裁をなしていたし。喋りも或る程度聴けたし。あの頃はオラも若かった。葉書書いたりしてたし。アレからもうすぐ10年ですか。タメイキ。そういや家に当時のQRの金曜の夜の2時間テープがダンボール一箱あったな。そろそろデジタル化するか捨てるかせねば。

それはともかく、今日の一言は全然関係ないんですが、

范文雀って死んでたの?

ちーとも知らんかった。昨日知りましたよ。去年の11月初めという丁度全てを失った頃だったので。ううむ、こうしてみるとここ1年、随分いろんな人が逝ったなぁ。日本に限らず、ゲーリー=クーパーとか、キャサリン=ヘップバーンとか、ボブ=ホープとかもねぇ。当たり年なんですかなぁ。合掌。

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